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日本酒の有名な産地

現在は日本各地に有名な蔵元が存在しますが、その中でも灘と伏見は代表的な日本酒の産地として知られています。
江戸時代の初期から中期にかけての江戸向けの酒の主要な生産地は、池田と伊丹でしたが、18世紀後半からこの2つの地域は勢力を衰えさせていき、代わりに灘が台頭していくこととなります。
その理由には、灘の酒の質がきわめて高いことにありました。

灘の酒の質を飛躍的に向上させることになったのは、六甲連山からの山水の急流を利用した水車精米を導入したことにありました。
それまでの主流であった足踏み精米から、水車を導入することによって大量、かつ良質の精白米が得られたため、評判は一気に高まりました。
さらに「宮水」という酒造りに適した地下水の力も得て、灘酒の名声はゆるぎないものになります。

一方の伏見は、室町時代に京都の酒造りが隆盛期を迎えた頃から、洛外の名産地として知られていました。
伏見は豊臣秀吉が桃山城を築いた後は城下町として、江戸時代の「天下の台所」として淀川水運の用地として、造り酒屋の数がどんどん増えていきました。
その後、伊丹や灘の追い上げを受けるものの、明治22年に東海道線が開通したことによって復興を遂げ、灘に並ぶ2大産地となりました。